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2006年07月15日

祇園祭2006 斎竹(いみたけ)建て 7月15日

この斎竹(いみたけ)は、        地図はこちら 
7月17日、山鉾巡行の先頭をゆく長刀鉾のお稚児さんが切る注連縄が張られる竹のことで、
15日の日の出前、その斎竹建てが高橋町(東洞院通高辻上ル)の方々により行われました。


























時間は、まだ4時15分。すでに薮内竹材店のトラックが停まっていました。
早く着きすぎたので、しばし仮眠を取りながらの待機のようです。




















4時30分になり、鳶の方たちが着かれて、作業が始まりました。
注意マーク(黄黒のまだらシート)を外しています。
























「御斎竹  高橋町」





























「寄贈 昭和五十二年七月吉日  豊園学区高橋町 株式会社谷寛商事」の文字が読めます。


















































高橋町の方々も4時40分に到着。























まず柱の垂直と固定の具合を確かめます。
























榊が運ばれてきました。
鉾の真木に付けられている榊の形と同じです。 



















トラックからいよいよ竹を降ろします。




















人のいない歩道を使って作業が進められます。
そら、早朝じゃないと出来ないですね。


































枝が広がらないように巻きつけられている、縄を解いていきます。
























急激に空が明るくなっていきます。



















長さを測って、榊を付ける位置を決めます。



















しっかりと麻縄で留めます。


























さらに、ずり落ちないように縄を上に引っ張って、そこでもう一度留めます。



















垂を榊に付ける。









































車が増えてこない間に建ててしまわないと。


























全員で力を合わせて建てていきます。























せーのー、で一気に建てます。











































































































まっすぐに立っているかよく確認して。



















まず金具でしっかりと柱に竹を固定します。
以前は、この竹も今よりもっと低かったそうです。
アーケード出来たり、周りの環境で、
高くしないと見栄えが悪くなってきて、徐々に高くなってきたようです。
丈が高くなるということは、竹の場合、竹根元の直径も太くなるわけで、
ここ近年、その太さに金具が間に合わなくなったことがあったそうです。
今年の竹も太めで、ぎりぎりなんとか止まっていました。














































































縄を巻いて締めていきます。
普段は12回、うるう年は13回巻くそうです。








































房を付ける縄を差し込んでいます。

































































巻きすぎていないか数を数えます。





































































































































































房の先端は縒りをほどいてやります。



















鋏で綺麗に切りそろえて、散発してるみたいです。
今の若い子らがしてる髪型みたいやと、高橋町の方どなたかが言ってられました。
なるほど、なるほど、確かに。















































同じ巻き方で、上下2ヵ所。
南側と北側の2本の竹を縄で留めます。


































左右に振れないように、アーケ-ドの上でさらに固定しています。


































榊の角度も、よーく見て微調整。

























今年も無事に斎竹が建ち揃いました。
時間は既に6時半を回っています。約2時間の作業でした。































祇園祭は、色んな行事や作業が、
まったく繋がりが無い組織や集まりで分業され、連綿と続けられてきています。
それが寄り集まって、祇園祭という大きな神事がなされてきているんです。

この斎竹建ても、その例に漏れず、
何も、八坂神社や山鉾連合会と連絡を取りながら、
斎竹建てを進めているわけじゃないんですね。
高橋町・鳶の方・薮内竹材店さんが、毎年の行事としてご奉仕と協力で続けているんです。

もし、高橋町の方々が何かの拍子に「斎竹建て」を継承出来なくなった時、
山鉾巡行の当日になって、長刀鉾が四条麩屋町までやってきて、
初めて注連縄が張られていないことに、全員が気付くんですよ。
「注連縄が張られてへん!どうなってるねん!」
今までは、巡行当日までに誰かが斎竹を建て、注連縄も誰か知らずに張っていた。

それを証明するものに、
新聞社・テレビ・ラジオ・他出版各社が出している祇園祭ガイドの行事日程は間違いだらけ、
誰も正しい姿を知らないんです。
それを八坂神社や山鉾連合会に聞いても、正確に答えられる人は居ないのです。
それを知っているのは、各行事・神事に携わっている一握りの人だけなのです。

今までは、いろんな場所いろんな地域で黙々と引継ぎ継承されてきたことが、
地域力の低下で続けられなくなってきています。

これからの祇園祭は、どうなっていくのでしょうか。
こういうことも考えていかないといけないんでしょうね。


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この記事へのコメント
朝、4時からの取材ご苦労様です!
今年はずんずんさんのブログみて、祇園祭がいっそう楽しくなりました。
明日の天気も微妙な感じですね〜。
Posted by もり at 2006年07月16日 13:42
もりさん、朝四時の京都の町は、
清清しかったですよ。
斎竹建てには、最高の日和でした。

しかし、今回の祇園祭は、
改めて、いろいろ考えさせられることが多いです。
この日に斎竹建てで会ったラジオカフェの方も、
メディアも、もっと祇園祭に真面目に関わっていく必要がある、みたいなことで、
熱く語っておられました。
Posted by ずんずん at 2006年07月18日 14:49
たまに来ますのでよろしくお願いします。
Posted by Callum Clapp at 2006年09月06日 09:38
今年、斎竹建てでご一緒させていただいた者です。ブログの写真にもちょっと写っております。
立てる最中に、色々と教えていただき、興味津々でありました。これからも京都の情報発信に期待しております。
Posted by たなきん at 2007年07月22日 11:59
たなきんさん
その節は、こちらこそお世話になってしまったんじゃないですか。
たなきんさんって、ひょっとして、"京都入り"の方ですか?
勘違いなら、お許し下さい。
あの場でお会いして、画像にも写ってるってことで、予想してみました。
これからも、よろしくお願い致します。

去年ほど貼り付いていませんが、
今年の分は、『祇園祭2007・ずんずん観て歩き。』に、UPしてゆきます。
http://zunzun3.kyo2.jp/
レアなところを観て回りますので、宜しかったら、見て下さい。

ではでは。
Posted by ずんずん at 2007年07月23日 19:20
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