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2006年08月18日

祇園祭2006 還幸祭・久世駒形稚児 7月24日

還幸祭の久世駒形稚児を務める、渡邉智彦君。
幼さの残る顔も、しっかりと手綱を握る姿は凛々しくもありますね。


この久世駒形稚児。
南区久世(旧乙訓郡上久世村)の綾戸国中神社から神そのものとして、
馬の形をした木彫りの御神体の「駒形」を胸に付けて馬に乗り、
神輿のひとつの中御座(素盞鳴尊)を先導します。


この綾戸国中神社は、地図はこちら
もともと大綾津日神、大直日神、神直日神を祀る「綾戸神社」と、
素盞嗚尊を祀る「國中神社」が、2つの社殿を並べる形で鎮座していたのですが、
昭和9年の台風により倒壊したため、昭和11年に1つの社殿として再建されたのです。

現在、一社殿の向かって左側の扉に綾戸神社、右側の扉に國中神社がお祀りされています。

この祇園祭の神幸祭・還幸祭で重要な役を担うのが、
もちろん素盞嗚尊を祀る「國中神社」です。

八坂神社(素盞嗚尊)の和御魂(にぎみたま・穏やかで優しい面)と、
國中神社(素盞嗚尊)の荒御魂(あらみたま・荒々しい面)とが、
一体になって一つの神になると古文書には記されています。

まさに、駒形稚児は中御座と同格なんですよね。

それを裏付けるものに、
五位の位階が与えられる長刀鉾稚児は言うに及ばず、
皇族でさえも下馬が必要とされる八坂神社の境内を、
下馬せずに参内できるということからも、
駒形稚児は、"位"云々で語れるものではないことがわかります。



胸には、御神体の馬の頭(駒形)を戴いています。
ガイド本の中には、御神体を模した駒形と書かれたものもありますが、
この駒形は御神体そのものです。

神代の頃、午頭天皇=素戔鳴尊が山城の地、西の岡訓世の郷がまだ一面の湖水であった頃、
天から降り給い、水を切り流して國となし、その中心とおぼしき所に符を遣わし給うたのです。

その符というのが、素戔鳴尊の愛馬「天幸駒」の頭を自ら彫って、
新羅に渡海の前に尊の形見として遣わし給うたものでした。

この形見=馬の頭が國中宮の御神体として、現在も祀られているというものです。

普通、様々な神社の御神体を目の当たりにすることは無いと思うのですが、
これは、白日の下にさらされているんですから、
すごいことです。

普段は、おやしろの中の扉の内、御簾・幕の奥の唐櫃の中に納められているのです。

こんな風に写真撮って、バチ当たらへんやろか。


出発前の控え地・京都大神宮(寺町四条下ル)で、
役員の方々の記念撮影。


控え室で静かに出発を待つ駒形稚児の渡邉智彦君。



四条寺町から南行、高辻通を西に向かう駒形稚児神宝捧持列。





烏丸通高辻上ル東側の「大政所御旅所旧址」。
まもなく、駒形稚児が到着します。



八坂雅楽隊の方々による、演奏始まりました。



大政所の前で、一礼をして通っていきます。





駒形稚児は、馬上のままです。



さあ、ここから北西へ。
神泉苑を経て三条御供社、そこから三条を東行、
三条寺町を南に、四条寺町から東に向かって還幸となります。







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Posted by ずんずん at 20:53│Comments(2)還幸祭
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いつもありがとうございます。「仮面ライダーカブトのすべて 仮面ライダーカブトのブログ」管理人の「おやっさん」です。よろしくお願いします。「神に代わって剣を振るう男」神代 剣...
神代 剣(かみしろ つるぎ)【仮面ライダーカブトのすべて】at 2007年05月24日 17:59
この記事へのコメント
稚児の身内のものです。
検索してみたら、こんな素晴らしい写真を撮っていただいていて感激です。
身内は前から見たりはできなかったので、馬上姿はほとんど見ることが出来ませんでした。
今回稚児をさせていただいて、大変でしたがとても勉強になりました。何気なく遊ばせていただいていた近所の神社が実はとても由緒のあるところだということにびっくりしました。

とりあえず、一言お礼が書かせていただきたかったのです。
いきなりのコメントで失礼致しました^^;
Posted by みいく at 2006年09月02日 13:21
みいくさん、お稚児さんのお身内とのことで、
今年の夏は大変でしたね。
お疲れ様でした。

お稚児さんの手綱をしっかり握った姿が、
暑い季節に、涼しげに映って、
とても凛々しく素敵でした。

でも、身内は前から見たり、馬上の姿をゆっくり見ることが出来ないんですね。
好きで書いているだけのブログなので、
コメントいただき恐縮です。
こちらこそ、感激です。
Posted by ずんずん at 2006年09月07日 23:16
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