祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日

ずんずん

2006年07月15日 15:39

松原通柳馬場・松原中之町での古くからの行事です。       地図はこちら     

江戸時代、この町の人々が大勢疫病に罹ったとき、
町の南側に頓宮を造って牛頭天王を勧請して祈願したところ、
霊顕あらたかにたちまち病気が平癒したそうです。
これより、その神徳に感謝して山鉾巡行の時に、
町内一統・神酒神饌を供えて嘉儀を述べたのが始まりだそうです。

その後、北側町家に祠(祇園社)が建立され、
祭日には、神前に一里塚を築き、長刀鉾の到着を待って”木の実の菓子”と薄茶を水で点て、
振舞うことことを例として続けられてきました。
昭和30年までは、17日の前祭は松原通を巡行していましたが、
巡行経路が変更になったことで、祭日よりも早い日にお稚児さんが中之町を訪れる形式に変わり、
現在に至っています。












































先ほどまでの、ドシャ降りの雨も止みよかったです。
さすが、今年のお稚児さんは晴れ男です!





















町内の方々が集まり始めました。






















お稚児さん・禿の三人、他役員の方々が車で到着です。


































約30~40分程でしたでしょうか、無事に神事を終えて記念撮影です。
正にこれが、どこかで聞いたのある”長~~い、お付き合い”です。


























一同、再び車へ。
去年、一昨年は、お稚児さんのご実家が近くであったので、歩いて中之町まで来られたそうです。
歩いて来られるのも、風情があって好いですね。









































滞りなく神事を終了して、町内の方々も後片付けしながら一息です。


























これが、町家(祇園床さん)の一番奥にある祇園社の祠です。
両脇の三宝に松が建っています。
これが、一里塚松飾です。
右が雄松、左が雌松。
根元の黒いのは、目籠にアラメを巻き覆ったもので、
既に取り除かれて残念でしたが、車エビがそれぞれのアラメ籠に三匹ずつ着けられるのです。


関連記事