祇園祭2006 鉾建て いよいよ!7月10日
いよいよ各鉾町で鉾建てがいよいよ始まりました。 鉾の辻(四条室町)
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今日からは、四条通・室町通の各鉾町、
長刀鉾・凾谷鉾・鶏鉾・月鉾が鉾建てをスタート。
菊水鉾は今日からの予定のはずですが、昼過ぎにはまだ動きが見えずです。
新町通の5基のうち、3基(
放下鉾・船鉾・岩戸山)は、明日からの山鉾建てです。
残りの2基(
北観音山・南観音山)は、7月12日朝6時から予定です。
これは、月鉾の鉾建ての様子です。ちょうど、午後1時頃の進捗状況です。
●長刀鉾 鉾建て
縄目の、雄蝶・雌蝶はまだまだの様です。じっくり行きましょう。
外人さんも熱心に説明を聞いたはります。説明する方も結構大変ですよね。
よーく知ってないと、わかりやすく噛み砕いて説明できないですから。
長刀鉾は、やっぱり人気がありますね。
ギャラリーの数が全然違うもん。
●凾谷鉾 鉾建て
アルバムを見ながら、縄目の確認中。
伝統を守り続けるちゅうんは、はたから見てるだけではわからん、しんどさがあんにゃ。
凾谷鉾の胴組みの横から、向こうに長刀鉾の鉾建てが見える。(四条通を東に臨む)
●月鉾 鉾建て
去年、骨組・部材の大半を新調したばかりで、真新しい姿の月鉾です。
縄はまだまだ足らんでーぇ。急げ急げ!
鉾の材料の中で、一番の大物・石持(いしもち)。
この2本の”石持”は、車軸を支える大切な骨組みですが、
鉾の重量配分は、背高のっぽの頭でっかち。
背が高い上に、人間が高い位置に100人近く乗り込んで倒れずに動くのは、
この重い”石持”が下で重心バランスを取ってくれているがゆえです。
これを、まさに「
縁の下の力持ち」というのですね。
新品、ピカピカの真木。
この真木も縄で巻かれて、綺麗な縄目を見せてくれます。
明日、これが本当の鉾建てが行われます。
寝かせて造った鉾をテコの応用で、起こしてくるんです。
そのときに使うウィンチです。
鉾建てで、これは一番の見所でしょう。
●鶏鉾 鉾建て
この縄目が、綺麗に巻き上がっていくと12~15トンもの重さを支えるだけの、
強靭かつ柔軟なしなりとバネが生まれるのです。
胴組みの側面の縄目・雌蝶(めちょう)が大分出来てきてます。
こちらは、胴組み正面の雄蝶(おちょう)の縄目の具合です。
巻き上がったときには、雄蝶というだけあって、
側面の雌蝶よりも、大きく縄目もすばらしいです。
収蔵庫の中には、鉾の材料がいっぱい。
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