祇園祭2006・京都ずんずん観て歩き。
https://zunzun2.kyo2.jp
祇園祭のいろんなところを、ずんずん魂で観て歩きます。
ja
ずんずん
2006-07-15T22:24:00+09:00
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祇園祭2006 斎竹(いみたけ)建て 7月15日
https://zunzun2.kyo2.jp/e2229.html
この斎竹(いみたけ)は、 地図はこちら
7月17日、山鉾巡行の先頭をゆく長刀鉾のお稚児さんが切る注連縄が張られる竹のことで、
15日の日の出前、その斎竹建てが高橋町(東洞院通高辻上ル)の方々により行われました。
時間は、まだ4時15分。すでに薮内竹材店のトラックが停まっていました。
早く着きすぎたので、しばし仮眠を取りながらの待機のようです。
4時30分になり、鳶の方たちが着かれて、作業が始まりました。
注意マーク(黄黒のまだらシート)を外しています。
「御斎竹 高橋町」
「寄贈 昭和五十二年七月吉日 豊園学区高橋町 株式会社谷寛商事」の文字が読めます。
高橋町の方々も4時40分に到着。
まず柱の垂直と固定の具合を確かめます。
榊が運ばれてきました。
鉾の真木に付けられている榊の形と同じです。
トラックからいよいよ竹を降ろします。
人のいない歩道を使って作業が進められます。
そら、早朝じゃないと出来ないですね。
枝が広がらないように巻きつけられている、縄を解いていきます。
急激に空が明るくなっていきます。
長さを測って、榊を付ける位置を決めます。
しっかりと麻縄で留めます。
さらに、ずり落ちないように縄を上に引っ張って、そこでもう一度留めます。
垂を榊に付ける。
車が増えてこない間に建ててしまわないと。
全員で力を合わせて建てていきます。
せーのー、で一気に建てます。
まっすぐに立っているかよく確認して。
まず金具でしっかりと柱に竹を固定します。
以前は、この竹も今よりもっと低かったそうです。
アーケード出来たり、周りの環境で、
高くしないと見栄えが悪くなってきて、徐々に高くなってきたようです。
丈が高くなるということは、竹の場合、竹根元の直径も太くなるわけで、
ここ近年、その太さに金具が間に合わなくなったことがあったそうです。
今年の竹も太めで、ぎりぎりなんとか止まっていました。
縄を巻いて締めていきます。
普段は12回、うるう年は13回巻くそうです。
房を付ける縄を差し込んでいます。
巻きすぎていないか数を数えます。
房の先端は縒りをほどいてやります。
鋏で綺麗に切りそろえて、散発してるみたいです。
今の若い子らがしてる髪型みたいやと、高橋町の方どなたかが言ってられました。
なるほど、なるほど、確かに。
同じ巻き方で、上下2ヵ所。
南側と北側の2本の竹を縄で留めます。
左右に振れないように、アーケ-ドの上でさらに固定しています。
榊の角度も、よーく見て微調整。
今年も無事に斎竹が建ち揃いました。
時間は既に6時半を回っています。約2時間の作業でした。
祇園祭は、色んな行事や作業が、
まったく繋がりが無い組織や集まりで分業され、連綿と続けられてきています。
それが寄り集まって、祇園祭という大きな神事がなされてきているんです。
この斎竹建ても、その例に漏れず、
何も、八坂神社や山鉾連合会と連絡を取りながら、
斎竹建てを進めているわけじゃないんですね。
高橋町・鳶の方・薮内竹材店さんが、毎年の行事としてご奉仕と協力で続けているんです。
もし、高橋町の方々が何かの拍子に「斎竹建て」を継承出来なくなった時、
山鉾巡行の当日になって、長刀鉾が四条麩屋町までやってきて、
初めて注連縄が張られていないことに、全員が気付くんですよ。
「注連縄が張られてへん!どうなってるねん!」
今までは、巡行当日までに誰かが斎竹を建て、注連縄も誰か知らずに張っていた。
それを証明するものに、
新聞社・テレビ・ラジオ・他出版各社が出している祇園祭ガイドの行事日程は間違いだらけ、
誰も正しい姿を知らないんです。
それを八坂神社や山鉾連合会に聞いても、正確に答えられる人は居ないのです。
それを知っているのは、各行事・神事に携わっている一握りの人だけなのです。
今までは、いろんな場所いろんな地域で黙々と引継ぎ継承されてきたことが、
地域力の低下で続けられなくなってきています。
これからの祇園祭は、どうなっていくのでしょうか。
こういうことも考えていかないといけないんでしょうね。
地図はこちら
7月17日、山鉾巡行の先頭をゆく長刀鉾のお稚児さんが切る注連縄が張られる竹のことで、
15日の日の出前、その斎竹建てが高橋町(東洞院通高辻上ル)の方々により行われました。
時間は、まだ4時15分。すでに薮内竹材店のトラックが停まっていました。
早く着きすぎたので、しばし仮眠を取りながらの待機のようです。
4時30分になり、鳶の方たちが着かれて、作業が始まりました。
注意マーク(黄黒のまだらシート)を外しています。
「御斎竹 高橋町」
「寄贈 昭和五十二年七月吉日 豊園学区高橋町 株式会社谷寛商事」の文字が読めます。
高橋町の方々も4時40分に到着。
まず柱の垂直と固定の具合を確かめます。
榊が運ばれてきました。
鉾の真木に付けられている榊の形と同じです。
トラックからいよいよ竹を降ろします。
人のいない歩道を使って作業が進められます。
そら、早朝じゃないと出来ないですね。
枝が広がらないように巻きつけられている、縄を解いていきます。
急激に空が明るくなっていきます。
長さを測って、榊を付ける位置を決めます。
しっかりと麻縄で留めます。
さらに、ずり落ちないように縄を上に引っ張って、そこでもう一度留めます。
垂を榊に付ける。
車が増えてこない間に建ててしまわないと。
全員で力を合わせて建てていきます。
せーのー、で一気に建てます。
まっすぐに立っているかよく確認して。
まず金具でしっかりと柱に竹を固定します。
以前は、この竹も今よりもっと低かったそうです。
アーケード出来たり、周りの環境で、
高くしないと見栄えが悪くなってきて、徐々に高くなってきたようです。
丈が高くなるということは、竹の場合、竹根元の直径も太くなるわけで、
ここ近年、その太さに金具が間に合わなくなったことがあったそうです。
今年の竹も太めで、ぎりぎりなんとか止まっていました。
縄を巻いて締めていきます。
普段は12回、うるう年は13回巻くそうです。
房を付ける縄を差し込んでいます。
巻きすぎていないか数を数えます。
房の先端は縒りをほどいてやります。
鋏で綺麗に切りそろえて、散発してるみたいです。
今の若い子らがしてる髪型みたいやと、高橋町の方どなたかが言ってられました。
なるほど、なるほど、確かに。
同じ巻き方で、上下2ヵ所。
南側と北側の2本の竹を縄で留めます。
左右に振れないように、アーケ-ドの上でさらに固定しています。
榊の角度も、よーく見て微調整。
今年も無事に斎竹が建ち揃いました。
時間は既に6時半を回っています。約2時間の作業でした。
祇園祭は、色んな行事や作業が、
まったく繋がりが無い組織や集まりで分業され、連綿と続けられてきています。
それが寄り集まって、祇園祭という大きな神事がなされてきているんです。
この斎竹建ても、その例に漏れず、
何も、八坂神社や山鉾連合会と連絡を取りながら、
斎竹建てを進めているわけじゃないんですね。
高橋町・鳶の方・薮内竹材店さんが、毎年の行事としてご奉仕と協力で続けているんです。
もし、高橋町の方々が何かの拍子に「斎竹建て」を継承出来なくなった時、
山鉾巡行の当日になって、長刀鉾が四条麩屋町までやってきて、
初めて注連縄が張られていないことに、全員が気付くんですよ。
「注連縄が張られてへん!どうなってるねん!」
今までは、巡行当日までに誰かが斎竹を建て、注連縄も誰か知らずに張っていた。
それを証明するものに、
新聞社・テレビ・ラジオ・他出版各社が出している祇園祭ガイドの行事日程は間違いだらけ、
誰も正しい姿を知らないんです。
それを八坂神社や山鉾連合会に聞いても、正確に答えられる人は居ないのです。
それを知っているのは、各行事・神事に携わっている一握りの人だけなのです。
今までは、いろんな場所いろんな地域で黙々と引継ぎ継承されてきたことが、
地域力の低下で続けられなくなってきています。
これからの祇園祭は、どうなっていくのでしょうか。
こういうことも考えていかないといけないんでしょうね。]]>
各町の行事・風景
ずんずん
2006-07-15T22:24:00+09:00
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祇園囃子 各山鉾町で二階囃子が最高潮!
https://zunzun2.kyo2.jp/e1806.html
各山鉾町で、二階囃子が最高潮です。
7月1日~8日の間、
各山鉾町(鉾8町:長刀・凾谷・菊水・鶏・月・放下・船・大船、山3町:岩戸・北観音・南観音)
の11町で最終のお囃子練習がされています。
それを、町会所の二階でおこなうお囃子で、二階囃子というそうです。
※大船鉾(凱旋船鉾)は、現在休み山で、復活を目指して毎年お囃子の公演を行っています。
是非、観に行ってあげて下さい。
7月13日 (木) 17:30~ 京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵々々々山
14日 (金) 17:30~ 京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵々々山
15日 (土) 17:30~ 池坊学園洗心館一階悠々の間
京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵々山
16日 (日) 17:30~ 池坊学園洗心館一階悠々の間
京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵山
昼間の蒸し暑さも少しやわらぎ、
涼しい風にのって祇園囃子が、町家・ビルの間を抜けて聞こえてきます。
●放下鉾(ほうかぼこ) 中京区新町通四条上ル 小結棚町 地図はこちら
●長刀鉾(なぎなたぼこ) 下京区四条通烏丸東入ル 長刀鉾町 地図はこちら
●凾谷鉾(かんこぼこ) 下京区四条通室町東入ル 凾谷鉾町 地図はこちら
●菊水鉾(きくすいぼこ) 中京区室町通四条上ル 菊水鉾町 地図はこちら
●鶏鉾(にわとりぼこ) 下京区室町通四条下ル 鶏鉾町 地図はこちら
●月鉾(つきぼこ) 下京区四条通室町西入ル 月鉾町 地図はこちら
●船鉾(ふなぼこ) 下京区新町通綾小路下ル 船鉾町 地図はこちら
●大船鉾(おおふなぼこ) 下京区新町通四条下ル 四条町 地図はこちら
※凱旋船鉾(がいせんふなぼこ)
●岩戸山(いわとやま) 下京区新町通高辻上ル 岩戸山町 地図はこちら
●北観音山(きたかんのんやま) 中京区新町通蛸薬師上ル 六角町 地図はこちら
●南観音山(みなみかんのんやま) 中京区新町通蛸薬師下ル 百足屋町 地図はこちら
南観音山は、本日お休みとのことで残念でした。
日をあらためて、寄らせていただきます。
7月1日~8日の間、
各山鉾町(鉾8町:長刀・凾谷・菊水・鶏・月・放下・船・大船、山3町:岩戸・北観音・南観音)
の11町で最終のお囃子練習がされています。
それを、町会所の二階でおこなうお囃子で、二階囃子というそうです。
※大船鉾(凱旋船鉾)は、現在休み山で、復活を目指して毎年お囃子の公演を行っています。
是非、観に行ってあげて下さい。
7月13日 (木) 17:30~ 京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵々々々山
14日 (金) 17:30~ 京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵々々山
15日 (土) 17:30~ 池坊学園洗心館一階悠々の間
京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵々山
16日 (日) 17:30~ 池坊学園洗心館一階悠々の間
京都友禅ビル一階(新町通四条下ル) 宵山
昼間の蒸し暑さも少しやわらぎ、
涼しい風にのって祇園囃子が、町家・ビルの間を抜けて聞こえてきます。
●放下鉾(ほうかぼこ) 中京区新町通四条上ル 小結棚町 地図はこちら
●長刀鉾(なぎなたぼこ) 下京区四条通烏丸東入ル 長刀鉾町 地図はこちら
●凾谷鉾(かんこぼこ) 下京区四条通室町東入ル 凾谷鉾町 地図はこちら
●菊水鉾(きくすいぼこ) 中京区室町通四条上ル 菊水鉾町 地図はこちら
●鶏鉾(にわとりぼこ) 下京区室町通四条下ル 鶏鉾町 地図はこちら
●月鉾(つきぼこ) 下京区四条通室町西入ル 月鉾町 地図はこちら
●船鉾(ふなぼこ) 下京区新町通綾小路下ル 船鉾町 地図はこちら
●大船鉾(おおふなぼこ) 下京区新町通四条下ル 四条町 地図はこちら
※凱旋船鉾(がいせんふなぼこ)
●岩戸山(いわとやま) 下京区新町通高辻上ル 岩戸山町 地図はこちら
●北観音山(きたかんのんやま) 中京区新町通蛸薬師上ル 六角町 地図はこちら
●南観音山(みなみかんのんやま) 中京区新町通蛸薬師下ル 百足屋町 地図はこちら
南観音山は、本日お休みとのことで残念でした。
日をあらためて、寄らせていただきます。]]>
各町の行事・風景
ずんずん
2006-07-05T13:07:00+09:00